No.171　長方形と楕円形の印台の結婚指輪

今回ご依頼頂いたのは
それぞれ形状の違うタイプの印台のマリッジリング。

【完成品】

ご新郎様用は幅4.0mmの長方形の印台。

ご新婦様用は幅6.0mmの楕円形の印台。

アーム部分は
どちらも丸みを出し
グラデーションで細くしていきました。

印台(シグネットリング)は
昔は上部の平らな面にマークや名前を彫刻し
実際に印判として使われていたリングで
現代では用途よりもデザイン的な要素で好まれますが
昔からある伝統的なデザインの一つです。

今回は外側ではなく
お二人だけが分かるように内側に

平和の花言葉である
オリーブの葉をモチーフにした彫りを
２本で図柄が繋がるように入れました。

オリーブの実のイメージで
それぞれ誕生石のエメラルドとサファイアを埋め込み

今回リングサイズが21号と7号だったので
かなり内径の差があり図柄を繋げるのが難しかったですが、
無事彫り入れできました。

印台面の縦と横のバランス、
角の丸み具合、
少しだけ艶を出したマット加工、

細部までお二人のこだわりが詰まった
本当に素敵な２本でした。

先日無事ご納品。

ボリュームのある特徴的なフォルムが
おしゃれなお二人にぴったりで
とてもお喜び頂けました。

末長くお幸せにお過ごしください。