No.211　受け継がれるダイヤの婚約指輪

今回ご依頼頂いたのは
お持ち込みのダイヤつきリングの石を使って
新しくリデザインしたいとの内容でした。

お持ちのダイヤが約5.0mm近く
非常にボリュームのあるサイズだったので
少しでも普段使いしやすいように
覆輪留めで石座の高さをギリギリまで
低くすることにしました。

細かいデザインを決めていき
K18イエローゴールドで完成したものがこちら。

『ダイヤモンドを　心地よく指に纏う』

過度なデザインはそぎ落として
引っかかりなく高さを抑えた石座と
指につなぎとめるための必要最低限の腕。

唯一の装飾は
全周に施したミルグレインの彫り飾り。

粒を一つずつ手作業で打ち込む
終わりのない模様は
長寿、永遠、子孫繁栄の意味を表す
古くから伝わる伝統的な装飾のため
ミニマルなデザインにも違和感なく馴染みます。

内側にはラテン語でメッセージを。

ラテン語は古代ローマで使用されていた
現在では一般的に使われていない言葉なので
二人の秘密のメッセージにはとてもオススメです。

世代を越えて受け継がれた上質なダイヤモンド。

またいつか次の世代に贈られるその日まで
このリングがしっかり守ってくれると思います。

末長くお幸せに。