No.235　クラシカルな取り巻きの婚約指輪

今回ご依頼頂いたのは

すでにダイヤモンドのみで
プロポーズをされて
そのダイヤ持ち込みで
婚約指輪を作りに来てくださったお二人。

当店では今のところ
ダイヤモンドのみの販売は
していないのですが、

先にダイヤモンドのみでプロポーズして
お二人で婚約指輪のデザインを
オーダーメイドで作る、という流れも

以前にはなかった
プロポーズのスタイルとして
増えてきている実感があります。

そんなお持ち込みのダイヤモンドを使用して
今回は
王道のクラシカルな取り巻きのデザインで
婚約指輪にお仕立てさせて頂きました。

K18イエローゴールドで制作した
完成品がこちら。

お持ち込みの約4.75mm(0.41カラット)の
大振りなダイヤモンドをセンターに、
当店でご用意した1.0mm(0.005カラット)の
メレダイヤを１周取り巻きました。

石の周りはミルグレインの玉の装飾で縁取り
さりげなくも繊細な華やかさをプラス。

リング本体は
あえて余計な装飾はせずにプレーンに、
シンプルな甲丸にしました。

お持ち込みのダイヤが
立派なサイズだったので
なるべく普段使いしやすく高さが出ないよう
ギリギリまで石座の高さを抑えました。



時代や流行という流れからは逸脱した
指輪としての、ある種完成形とも言える
デザインかと思います。

優しめのマット加工を施した
ゴールドの色味も
高級感があってとても素敵で
お二人にも大変お喜び頂けました。


多様化するプロポーズの形、
婚約指輪の選び方の正解はそれぞれですが

今回お二人に大変喜んで頂けた
シーンに立ち会えて
少なくともお二人にとっては
これが正解だったんじゃないかなと
思いました。

末永くお幸せに。