No.288　編み込んだデザインの結婚指輪

今回ご依頼頂いたのは
正面がそれぞれの異なる加工をした
ツイストタイプで
かつ、反対側は違う素材にした
コンビネーションのデザイン。
 
言葉では到底説明ができる気がしないので
完成品がこちら。

ともに２本の甲丸をねじった
ツイストタイプのデザイン。

ご新郎様用は
正面がプラチナ950。
 
ツイストの１本は細かい槌目を打ち鏡面に仕上げ、
もう１本はホーニング加工でマットにしました。

半分のあたりで２本から１本になって細くなり
素材もプラチナから
K18ピンクゴールドになる仕様。


ご新婦様用は
正面がK18ピンクゴールド。
 
ツイストの一部にダイヤモンドを
流れに沿うように彫り留めしました。

石留めは素材が切り替わるところまでで
下半分はプラチナ950で
同じように徐々に細くなっていく仕様に。

お二人のこだわりは外側に留まらず
リングの内側には
ダイヤモンドを挟んでお二人のイニシャルを彫り
その左右には
オリジナルの月桂樹の葉を入れました。



ツイストのような決まりのない形を作る時は
厚みや幅のバランス、カーブの強弱で
デザインの良し悪しが全然違うので
 
カーブは強くなりすぎないように
どこから見ても触ってもなめらかな丸みになるよう
微調整を繰り返して削り出しました。



先日無事ご納品させて頂き
お二人にも
大満足！！と大変お喜び頂けました。

時間と手間がかかった分
大変思い出深い２本。

とても素敵な結婚指輪でした。
末永くお幸せに。