No.295　思い思いの形に繋がる刻印を入れた結婚指輪

今回ご依頼頂いたのは
デザインはそれぞれが好きなもので
内側の手書きのイラストでセット感を出した
フルオーダーの結婚指輪。
 
完成品がこちら。

形も素材もそれぞれの2本。
 
ぱっと見の見た目のセット感は気にせず
本当に自分の指に付けたいと思えるものを追求して
デザインを決めました。
 
ご新郎様用は

プラチナとK18ホワイトゴールドの
コンビネーションで
かっちりした平打ちリングの
中央だけ一回り幅と厚みを小さくして
段差をつけたデザイン。

上面はヘアラインのマット加工にして
中央の凹ませた部分は手作業でラフにカットを入れ
オリジナルの特徴的な表面加工にしました。
 
ご新婦様用は
素材はK18イエローゴールドで
幅も頂点も波波させラフに仕上げた
断面が３角形の剣腕のデザイン。

どちらもさりげなく個性的で
細かいところにお二人のセンスを感じます。



例えばご新郎様の
太いところは白いプラチナに、
細くした部分は
ほんのりグレーのK18ホワイトゴールドにして
モノトーンカラーで２色にしたのも
よく見ると確かに違う、玄人好みな渋いこだわり。

そんなお二人が今回揃えたのは
内側のオリジナルのイラスト。


オリジナルで描いた花冠のイラストを
それぞれで上下に分けて入れました。

手書きで書いて頂いた日付の数字も、
整い過ぎてない味があっていい感じです。

結婚指輪のデザインを
お二人でどこまで合わせるのか
デザイン、素材、刻印など全て合わせる方もいれば
全く何も合わせない方もいらっしゃいます。
 
お二人どちらもがそれを望んで納得されていれば
それが正解だと思います。


先日無事納品させて頂き
大変お喜び頂けました。


どちらもありそうでなかなかない
細かいところまでこだわった逸品。
 
末永くお幸せに。