No.303 真ん中の色を合わせた剣腕の結婚指輪
剣腕の結婚指輪
女性用:K18イエローゴールド、Pt950、ダイヤ
今回制作させて頂いたのは
リングの一部のみ金属の色味を変えた
剣腕にミル打ちを入れた結婚指輪。
ご新婦様の方にはご新郎様のお母様から
受け継いだダイヤモンドも使いました。
完成品がこちら。
どちらもベースがイエローゴールドで
中央の一部のみプラチナ950で制作。
ご新郎様は
幅3.5mmの剣腕
(3角形の断面の中央に角ができる形状)の
中央の角にミル打ちをして、
一部だけを金属を
ゴールドからプラチナに変えた仕様。
魚子(ナナコ)タガネというミルを入れる工具で
1粒1粒手作業でまっすぐに
ミルを打ち込んでいきます。
ご新婦様用は
お持ちのダイヤモンドを使いたい
というご要望があり
結婚指輪としては大きめですが
4.5mm(0.35ct)のダイヤを
1石覆輪留めで留めました。
コンセプトはご新郎様と同じく
中央の一部の石座をプラチナで、
それ以外はイエローゴルドで。
腕はリング幅2.2mmの剣腕で
同じように中央に1周ミル打ち。
今回結婚指輪としては
かなり大きめのダイヤモンドを入れましたが
結婚指輪にどのくらいの大きさの
ダイヤモンドを入れるかは
色んな考え方があっていいと思います。
大事なのはいかにご本人が
気持ちよく、心地よく
身につけられるかだと思うので
どんなデザインでも
考えられる注意点をご説明をした上で
ご希望があれば少しでも美しく、頑丈に作るために
デザイナー・職人として、最大限努力いたします。
丸と直線で構成されたシンプルなデザインですが
色の切り返しとマットでシルキーな質感も相俟って
何とも洒落た雰囲気に仕上がりました。
ちなみにこちらは
以前制作事例でもご紹介させて頂いた
八角形の婚約指輪を制作させて頂いた
お二人の結婚指輪で、
3本ともをフルオーダーで制作させて頂きました。
重ね付けするとダイヤモンドの豪華さが
すごかったです、、
さりげなくも個性がしっかりある
とても素敵な結婚指輪でした。
末永くお幸せに。