No.360　石留めが個性的な印台と月甲丸の結婚指輪

今回制作させていただいたのは
ご新郎様用は四角形をベースにした
シグネットリング、
ご新婦様用は細めの月甲丸のデザインの結婚指輪。
 
共にプラチナ950で作った完成品がこちら。


ご新郎様用は
セミオーダーでHMR016をベースに
通常のイニシャルの彫りではなく
石留めをした仕様で制作。

1.8mmのダイヤモンドを
フチを四角く斜めに彫って留めました。

ご新婦様用はフルオーダーで
中央がほのかにぷっくり膨んだ
細身の月甲丸のデザイン。

中央には1.3mmのダイヤモンドを
ミル留めで留めました。
 
なんかオリエンタルな民族っぽい雰囲気で
個人的に甲丸にミル留めの組み合わせ好きです。

共に中央にボリュームを持たせ
ダイヤモンドを留めるという共通点はありますが
四角かったり丸かったり、
光ってたりマットだったり、
お二人それぞれの個性が出てて
どちらも素敵でした。



斜めに四角く留めるの
なんでしょう、トランプのダイヤっぽくて
なんか好きです。


印台は太めですが厚みはあまり厚くせず
見た目もつけ心地もどちらも大切に。


先日無事納品させていただき
大変お喜びいただけました。

ありそうでない
シグネット×マス留め、
平甲丸×ミル留めの組み合わせ。
 
昔から永く愛されてきた
伝統的でシンプルなアイデアの掛け合わせですが
程良く個性的で上品に仕上がりました。

共に年月を重ねていって
さらに小傷がついてマットになっていっても
味わい深くかっこよさが増しそうなデザイン。
 
末永くお幸せに。