No.416　スリーストーンの婚約指輪

今回制作させていただいたのは
中石はお持ち込みのダイヤモンドを使って
両サイドにダイヤを留めた
スリーストーンスタイルの婚約指輪。
 
完成品がこちら。

センターはお持ち込みの5.2mm(0.51カラット)のダイヤモンドを
６本爪でセッティング。
 
両サイドは当店でご用意した2.7mmのダイヤモンドを
３本爪でセッティングしました。

アームは2.2mmの幅で
中央にはラインを彫ってミル打ちを全周入れました。


石のサイズのグラデーションと
アームのくびれのバランスが
メリハリ効いててとてもいい感じです。
 
両サイドの石座を３本爪にしたことで
より輪郭がシュッとしてラインが美しく出ています。




センターストーンにサイドメレを合わせ
３石の石を使ったデザインを「スリーストーンリング」と呼び
ある時は「過去、現在、未来」、
ある時は「父、母、子」を表したものとして
古くは17世紀より婚約指輪などでの
メモリアルなジュエリーとして愛されてきました。

一石だけだと少し物足りないけど
大きくすると日常で使いずらい、という方は
左右に少し小さめの石を配置してあげると
さりげなく輝きのボリュームを増しつつ、
また、サイズにもよりますがそこまでは価格が増さないので
スリーストーンのスタイルとてもオススメです。

先日無事納品させていただき
お二人にも大変お喜びいただけました。

年齢や時代を選ばない
シンプルかつクラシカルなスリーストーン。
 
細部の見え方にこだわった
とても素敵な婚約指輪でした。

末永くお幸せに。