No.299　八角形のクラシカルな婚約指輪

今回のご依頼は
アンティーク調のクラシカルな八角形の石座で
ダイヤモンドはお持ち込みのものを使いたい
という内容でした。
 
今回石がお持ち込みでサイズが決まっていたので
配置のバランスをみてデザインの候補を絞っていき
完成したものがこちら。

中石は約5.25mm(0.526カラット)の
大ぶりなダイヤモンド、
脇石もそれぞれ約3.0mm(合わせて0.187カラット)で
金属の縁もプラスされて
かなり大ぶりなバランスのサイドメレのデザイン。

石座はプラチナ950、腕はK18イエローゴールドの
２色のコンビネーションの仕様。
 
中石は八角形の石座に彫り留め、
両サイドはラウンドの石座で覆輪留めにして
石座の周りにはミルの装飾を施しました。

腕は石座に向かって少し細くくびれさせ
メリハリを出しました。
 
中石と脇石の石座の高さのバランスも
0.数ミリ単位でこだわって調整しました。

今回お持ち込みの石は
両方のお母様からそれぞれ受け継いだ
大切なダイヤモンドだということで
石もしっかりクリーニングをして、
生まれ変わったように綺麗に輝いていました。



クラシカルな八角形と丸の石座の組み合わせ、
ミルグレインや２色の色使い、
シルキーなマット加工の金属の表情。
 
すごく奇抜で派手なデザインではないのに
自然と目を引くオーラをまとっている
とても完成度の高い仕上がりの１本でした。


丸い石でも石枠のアレンジで
八角形の他、四角形や六角形などにして
少し個性を出すのも素敵ですね。

唯一無二の
フルオーダーならではの素敵な婚約指輪でした。
末永くお幸せに。