No.419　バイカラーの平打ちの結婚指輪

 
今回ご依頼いただいたのは
ゴールドとプラチナの
2層の平打ちの結婚指輪。
 
完成品がこちら。
 

 
k18イエローゴールドとプラチナ950で作った
全く同じ寸法の２本をピタリとロー付けし
幅と厚みが均一な5.0mmの平打ちにしました。
 

 
くっつけて綺麗に形を整えた後
金属の境目にぐるりと全周ラインを彫り入れ
境目のメリハリがより際立つようにしました。
 

 
内側にはお客様それぞれの母国である
日本とニュージーランドをイメージした
日本画的な波と、ニュージーランドを象徴する
シルバーファーン(銀シダ)の模様をオリジナルで入れました。
 

 
２つの素材を組み合わせるデザインはいくつかありますが
見た目的に最も２色がわかりやすく
どの状態からでも２つのバイカラーが映えるデザイン。
 

 
ゴールドとプラチナの
２つの違う素材をくっつけるのは
硬さや粘りなどの素材の個性が違うので
同じ寸法でシンメトリーに作るのは
シンプルなようで難しくもあります。
 
それぞれに個性があることを認めつつ
上手く工夫して離れないようにする、
なんか結婚することと似てるなと、
２色のコンビネーションリングを作る時
そんなことを思ったりします。
 

 
シンプルかつシンメトリーなフォルムだからこそ
職人のロー付けや仕上げの技術がものを言う
ごまかしの効かないデザイン。
 
納得のクオリティで完成でき
お客様にも大変お喜びいただけました。
 

 
お二人のつながりをそっと詰め込んだ
世界で一つの素敵な結婚指輪でした。
 
 

末永くお幸せに。