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【結婚指輪はずっとつける？帰ったら外す？】オーダーメイド専門店が徹底解剖⑤
ご結婚が決まり、結婚指輪をお探しの方へ、
情報がたくさんありすぎて困っていませんか？
オーダーメイドの専門店が
結婚指輪を探している人が気になっている
特に多いお悩みをピックアップして応えてみました。
全10回でお送りいたします。
1.第五回 結婚指輪はずっとつける？帰ったら外す？
結婚指輪をつけはじめたあと、
①ずっと着けている方
②帰ったら外すもしくは仕事の時は着けない(着けれない)方
③ずっと着けていない(着けれない)方
がいらっしゃると言われます。
今回は各パターンのメリットとデメリットを書いてみようと思います。
①ずっと着けている方
[メリット]
・結婚したという気持ちが高まる
・結婚指輪に愛着が湧く
・結婚指輪をなくさない
・指に馴染んで気にならなくなる
[デメリット]
・傷がつきやすい
・仕事や家事、スポーツがしにくい場合がある
・無理して着け続けると結婚指輪が外れなくなる可能性がある
②帰ったら外すもしくは仕事の時は着けない(着けれない)方
[メリット]
・比較的結婚指輪をきれいに保てる
・仕事や家事、スポーツをする際に気になりにくい
[デメリット]
・結婚指輪を失くす可能性がある
・着脱が面倒
③ずっと着けていない(着けれない)方
[メリット]
・煩わしさがない
・傷がつかない
・金属アレルギーが起こらない
[デメリット]
・パートナーがちょっと寂しがる
100人いれば100通りの結婚指輪の使い方がありますので
着け方は無理をせず、自由に楽しんでくださいね。
次は、①ずっと結婚指輪をつける派の方へ
オーダーメイドの専門店から結婚指輪をきれいに保つコツをお教えいたします！
他のパターンの方も結婚指輪をきれいに保つために、是非参考にしてください。
2.結婚指輪をずっと着ける方へ。きれいに保つコツ
結婚指輪をずっとつけていながらきれいに保つコツはこちらの３つ。
①重いものを持つ時には気をつける
②自宅で気が向いたらお手入れをする
③たまには購入店でクリーニングをする
早速みていきましょう！
①重いものを持つ時には気をつける
結婚指輪に使われる金属は一般的に硬い金属でできており、
配合や加工によって耐久性は高められています。
しかし、金属はあくまでもデリケートなものではあるので
絶対に傷がつかない、曲がらないというものではありません。
特に繊細で細めの結婚指輪を選ばれた方は
重いものを持つ際、スポーツをする際などには
意図としない強い負荷が指輪に加わらないように注意してください。
②自宅で気が向いたらお手入れをする
簡単なお手入れは自宅でもできます。
金属表面の曇りや小傷は、金属専用のクロスなどで磨いてください。
研磨剤が入っていますので、表面を優しく削り艶を取り戻してくれます。
ダイヤモンドなどの石が留まっている場合も特にダイヤには研磨成分は
特に影響ありませんので、気にせず上から磨いても大丈夫です。
細かい溝の汚れには、
柔らかい歯ブラシとキッチン用中性洗剤できれいになります。
水で濡らした柔らかい歯ブラシで優しく溝をなぞってください。
力を入れて押し付けるようにゴシゴシこすると小傷の原因になりますので
注意してくださいね。
その後、１００均などで売っているチャック付きの小さな袋に
ぬるま湯と洗剤をほんの少しと結婚指輪を入れて
蓋を閉めて袋をシャカシャカ振ります。
チャック付き袋がベストなのは
結婚指輪を傷つけないのと誤ってシンクに流す心配がないからです。
結婚指輪につく汚れは大体が皮脂なので
油を取り除くキッチン用の洗剤は有効ですよ。
洗い終わったらよく水ですすいで、乾かしてください。
ダイヤモンドの隙間などもきれいになりますよ。
【自宅でお手入れする際の注意事項】
※無理はせず、難しそうでしたら購入店へクリーニングにお出しください。
※性質上お水や洗剤が苦手な石があります。
またダイヤモンド以外の石がついている結婚指輪は家では手入れせず、
購入店へクリーニングを依頼してください。
例）オパール、エメラルド、真珠など
※ダイヤモンドを触った時、簡単にカタカタと揺れるようでしたら
購入店での修理・クリーニングを依頼してください。
③たまには購入店でクリーニングをする
自宅でのお手入れにも限界があります。
結婚指輪を購入されたお店のアフターサービスに
修理、磨き直し、新品仕上げなどはあったでしょうか？
お店で磨き直しをしてもらえば見違えるほどピカピカになりますよ。
指輪に深い傷がついてしまった場合や、
真円が歪んでしまった場合は購入店へ修理をご相談してみてください。
大抵の場合綺麗に直してくれると思いますよ。
また②の自宅でのお手入れで
ダイヤモンド以外の石がついている結婚指輪は
石の種類によっては自宅でのお手入れが難しいものもあります。
また、ダイヤモンドでも石が揺れていれば注意してください。
お手入れ時に石が欠けてしまった場合
石自体を修復することは難しく、
致命的な場合は元には戻せなくなってしまいます。
無理はせず、
汚れが気になる場合は購入店のクリーニングをお勧めいたします。
クリーニングは頻繁にし過ぎると結婚指輪が細く磨耗してしまうので
結婚５周年の節目、10年目の節目などにしてみてはいかがでしょうか。
3.プラチナは１番硬くて傷がつきにくい？
結婚指輪をつけるつけないで調べていると
「プラチナは一番硬くて結婚指輪に向いている」という内容の記事がちらほら。
これについてはよく誤解されていることなので
豆知識として結婚指輪に使われる金属の硬さの差についてお話させて頂きますね。
金属の硬さは「ビッカース硬さ(Hv)」で表せられますので
その数値を元にご説明します。
硬さは数値が大きいほど硬くなります。
結婚指輪に使用される代表的な素材４種類の
ビッカース硬さは以下の通り。
・プラチナ(Pt950)・・・100〜190Hv
・K18イエローゴールド(K18YG) ・・・140〜240Hv
・K18ホワイトゴールド(K18WG)・・・140〜260Hv
・K18ピンクゴールド(K18PG)・・・150〜240Hv
※ブランドによって金属の配合が異なり、硬さも異なりますので
一般的な配合を想定した硬さの数値です。
また、作り方(鋳造、鍛造、焼き入れの有無)でも硬さは変わりますが
ここでは省略します。
これらの数値が表す通り
結婚指輪で使われるK18カラーゴールドとPT950プラチナでは
プラチナよりゴールドの方が硬い(傷がつきにくい)ということが分かります。
ちなみに、ファッションアクセサリーでよく馴染みがある
銀(シルバー925)のビッカース硬さは70〜150Hv。
結婚指輪に使われる素材はどれもシルバーの倍以上の数値の、非常に固い金属ばかりですのであまり硬さの差は気にし過ぎなくてもいいかもしれません。
このように、硬さはゴールドよりは少し柔らかいプラチナですが、
金属の特徴としては下記のような非常に優れた特徴あります。
・希少性が高い
・一般的に金よりも純度が高い
（PT950はプラチナの含有率95％、K18YGは金の含有率75％）
・金属の粘りが強いので加工性に優れ、細い爪でもしっかり石留めが出来る
・化学的に安定性が高く、大気中、高温でも変色しない。
・白くて美しくダイヤモンドが映えるのでブライダル向き
プラチナは加工が難しいことや、純度が高く比重が重い(使う金属量が多い)ことから、価格的にプラチナの方が高額になることが多いです。
なぜプラチナが１番硬いというイメージがあるのかを考えると
その「価格が高い→プラチナが１番硬い」という
イメージが定着した原因ではないかと思います。
必ずしも「プラチナの硬さは一番ではない」ので
結婚指輪をお探しの際は是非覚えておいてくださいね。
第六回では、
結婚指輪はお揃い？別のデザイン？について
徹底解剖していこうと思います！
次回もぜひお楽しみにしてください。
書いた人
スタッフ 小松
ジュエリーの専門学校と御徒町のジュエリー工房で制作経験を積む。ジュエリーの商社でMDとして３年務めたのち、2019年からhitotsuchiに仲間入り。WEBサイトやSNS更新など中の人を担当。
好きなこと：代官山周辺のおしゃれなカフェやお菓子屋さん巡り
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