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2020.11.20 Friday ブライダルコラム

結婚指輪のアフターサービスは必要?

結婚指輪や婚約指輪を探していると
「アフターサービス」というものを
見かける事があると思います。
 
結婚情報誌や情報サイトなどでも
結婚指輪を選んだ理由の一つとして
「アフターサービスが充実している」
が挙げられていることもあるので、
 
アフターサービスが大切そうだいうことは
なんとなくご存知かもしれません。
 
でもまだ結婚指輪を買った事がない方には
どんなことでアフターサービスが必要になるのか、
もしかしたらそこまで必要ないのではないか
気になるところですよね。
 
結婚指輪を購入した後
どんな時にアフターサービスが
必要になるのでしょうか。

 
今回は結婚指輪のオーダーメイド専門店が
結婚指輪のアフターサービスの必要性について
書いていこうと思います。
 

 
 

1.結婚指輪のアフターサービスとは


桃 結婚指輪 オーダーメイド
結婚指輪のアフターサービスとは、
お店などで購入した結婚指輪や婚約指輪が
購入後になにかあった時に、
お店が対応してくれるサービスのことです。
 
このアフターサービスは
ほとんどの結婚指輪に付いていて
お店がアフターサービスを
つけている理由は3つあります。

 
1つは、
お客様に結婚指輪や婚約指輪を
長くご愛用頂くためです。
 
結婚指輪は数十年と
長い期間の装着を想定して
ある程度の強度で作られていますが
曲がる可能性もあります。
また、年を重ねるにつれ
指のサイズが変わることもあります。
 
結婚指輪に何かあった時に
それっきりではなく
その後も長く使い続けていただけるように
アフターサービスをつけています。
 
2つめは、
結婚指輪を買ってくれたお客様が
修理をどこへ頼んだら良いかで
困らないためです。
 
色々なところに
ジュエリーショップはありますが、
修理受付は自社商品のみ
というところが多いです。
 
フリーで修理をしてくれる
ところが少ないので
アフターサービスが付いてないと
修理できるところを探したりと
色々と手間がかかります。
 
そのためアフターサービスを付けて
買っていただいたお客様が修理が必要な際に
困ることが無くスムーズに
修理に出せるようにしています。
 
3つめは、
結婚指輪や婚約指輪、
その他ジュエリーも含め
買ったところへ修理やサイズ直しに出す方が
お客様としてもお店としても良いからです。
 
ジュエリーは各社で作り方が違うため
どのように作られたかを見誤ると
修理中に指輪が壊れてしまう
可能性があります。
 
また、他社に修理に出した結婚指輪が
壊れてしまった場合、
一度他社で修理したものは
自社製品であっても修理を受付していない
ということもあります。
 
これも他社が行った修理方法がわからないので
さらに壊れてしまう可能性があるからです。
 
なのでお店としては可能な限り
買ったところに修理を出していただきたい
という思いから
アフターサービスを設けています。
 
もちろん、
他社のジュエリーの修理を受付しているお店や
リメイクをメインで扱っているお店もあります。
修理に対しての技術や知識が
とても長けているお店だと思うので
購入店で相談が難しい場合は
相談してみるのもありだと思います。
 
先ほどあげた3つの理由から、
結婚指輪・婚約指輪をつけ続けるためには
アフターサービスは
お客様もお店としても
とても大事なものだと言えます。
 
次の章では
よくあるアフターサービスの種類を
ご紹介いたします。
 
 

2.代表的な結婚指輪のアフターサービスの種類と必要な時


結婚指輪 オーダーメイド 印台
結婚指輪や婚約指輪のアフターサービスには
どんな種類があるのでしょうか。
またどんな時に必要なのでしょうか。
 
この章では代表的な4つと
必要になる時をご紹介いたします。
 
ほとんどのお店で着けていると思いますが
この4つのアフターサービスは
あった方が安心です。

 
反対に、それ以外のサービスは
使う頻度は低めだと思います。
 
またお店によって期間や料金
(永年無料、期間・回数限定無料、有料など)
は違います。
 
案外、サービスの多さよりも
代表的なサービスが
「いつまでの期間が対象で何が無料・有料なのか?」
の方が大切な場合の方が多いかもしれません。

 
気になったお店がありましたら
是非聞いてみましょう。
 
ついでに当店の場合
代表的な4つのサービスは
回数制限なしで永年無料です。
その他に刻印の追加や表面加工の変更などが
無料でできます。
気になる方は是非こちらもご覧ください。
hitotsuchi アフターサービスについて
 
 
代表的な4つのサービス
 
・サイズ直し
結婚指輪のサイズが指と合わなくなった時には
サイズ直しというものがあります。
 
指輪が緩くなってしまった場合はもちろん、
きつくなってしまった場合も対応してくれます。
 
お店によっては
大幅なサイズ変更ができなかったり
サイズ直しを受付していない
指輪のデザインもあるようなので
購入前に確認してみてください。
 
一般的にサイズ直しが難しいと言われているのは
フルエタニティリングという
ダイヤが一周ついている結婚指輪や
外側に柄が一周続いていている
結婚指輪が多いですが、
最近はフルエタニティでも
サイズ直しを行ってくれるお店が
増えてきたように思えます。
 
 
・磨き直し(またはクリーニングとも言います)
長年つけている結婚指輪のくすみが気になる、
また結婚式や写真撮りの前に綺麗にしたい時は、
磨き直しというものがあります。
 
表面を綺麗に磨いて小傷を取り、
買った当時と同じくらいピカピカにできます。
 
ただ、短い期間に何度も磨く事は
お勧めしません。
※前撮りや結婚式のために、購入の数ヶ月後に
磨き直しに出すのは気にしなくても大丈夫です。
 
磨くという事は
表面を薄く削る事なので
磨き過ぎると金属が薄くなってしまいます。
薄くなると強度の面が心配です。
 
磨き直しをする場合は最低1〜2年は
間隔を空けてご依頼いただいた方が
良いと思います。
お勧めは結婚5年、10年などの
節目にしてみてはいかがでしょうか。
 
また、磨き直しは結婚指輪のケアとして
絶対必要というものではないです。
そのまま傷を残して
お二人の時間を結婚指輪に刻んでいくのも
素敵だと思います。
 
 
・歪み直し
何かの拍子で結婚指輪が歪んでしまった時は
この歪み直しで直す事ができます。
 
よく聞く歪んでしまった原因は
重いものを持ったら
結婚指輪が歪んでしまった、
結婚指輪を落として
その上に重いものが乗って
歪んでしまったなどです。
 
結婚指輪に使われる金属は
比較的硬い素材ではありますが、
強い力が加わると曲がります。
 
また、石付きの結婚指輪は
金属が歪むと石が取れる可能性があります。
基本的に石代は別途料金がかかることが多いので
取れてしまった石がある場合は
保管して修理と一緒にお持ちください。
ただし、取れた石が欠けていたり割れていると
留めることができないので
石代がかかることもあります。
 
鋼のようにちょっとやそっとでは曲がらない
硬い金属もありますが、
なぜジュエリーに使わないかというと
硬さの面で言えば
細かな装飾や加工が難しいためです。
その分、金やプラチナは
ある程度の硬さを持っていて
装飾や加工がしやすいので
ジュエリーに最適の金属と言えます。
 
 
・石の留め直し、緩み直し
結婚指輪や婚約指輪についている石は
接着剤ではなく金属の力で石を留めているため
金属が歪んだり、強い衝撃が当たると
石が取れる可能性があります。
 
石が取れてしまった、
石がカタカタ揺れていて取れそうな時は
石の緩み直しや留め直しをご利用ください。
 
先ほど歪み直しの部分にも書きましたが、
石代は別途料金がかかるところが多いので
取れてしまった石がある場合は
一緒にお持ちいただいた方が良いと思います。
 
また、取れた石があっても
石が欠けていたり割れていると
留めることができないので
石代がかかることがあります。
 
石の値段はお店によって違いますが、
小さな石はそこまで高くはならないと思います。
 
ただ婚約指輪に使われるような
大粒の石が紛失や割れ欠けで使えない場合は、
高額の石を再度購入することになりますので
修理をする際はお見積もりを出してもらったり
お店の方とよくご相談なさってください。
 
次の章は
アフターサービスの必要な度合いです。
 
 

3.アフターサービスの必要な度合い


結婚指輪 オーダーメイド ゴールド
前章では代表的なアフターサービスの種類と
どんな時に必要なのかを書きました。
ご紹介した4つのサービスが入っていれば、
購入後も安心できると思います。
 
その中で必要な度合いとなると
正直全部だなと思うのですが、、、
 
各々大切にしたいところが違ったり
お店によって料金や期間などの違いもありますから
必要性が高めに当てはまるサービスが、
無期限の方が良いですし、
できたら無料の方が良いですよね。
 
なので今回は
大まかに結婚指輪の着け方のタイプを分けて
必要になる度合いを★で表していこうと思います。
 
結婚指輪を買うお店が決まっている方には
あまり関係ないのですが、
もしどのお店にしようか悩まれているなら
こんな風な比較の仕方もあるのかなと思います。
 
また、統計ではないので一つの考え方として
見ていただけると嬉しいです。
 
 
例)
必要性が高め ★★★
必要性が低め ★
 
項目
・サイズ直しの必要性(指と指輪のサイズの合わなくなりやすさ)
・磨き直しの必要性(傷つきやすさ)
・歪み直しの必要性(曲がりやすさ)
・石の留め直しの必要性(石の取れやすさ)
 
 
結婚指輪はつけっぱなしにするタイプ
・サイズ直しの必要性  ★ ★ ★
・磨き直しの必要性   ★ ★ ★
・歪み直しの必要性   ★ ★ ★
・石の留め直しの必要性 ★ ★ ★
 
結婚指輪をつけっぱなしの場合、
使用頻度が多いことから
傷と歪みの可能性があるので
その際のサービスはついていた方が良いと思います。
 
また、サイズ直しも
指が細くなった場合は着けづらくなるため
必要だと思います。
 
指が太くなった場合は
指輪のサイズに指が合ってくるので
そこまで必要なはいのですが、
そのままにすると外れなくなる事があるので
頑張れば外れるけど結構きついと感じたら
サイズ直しをご検討ください。
 
なかなか指輪が外れない時は
石鹸を使うと外れやすいです。
何をしても外れない時は
消防署に行ってリングカッターで
指輪を切断してもらうこともできますが、
できればその前に
サイズ直しに出すのがお勧めです。
 
 
仕事の時、外出時に結婚指輪を着けるタイプ
・サイズ直しの必要性  ★ ★
・磨き直しの必要性   ★ ★
・歪み直しの必要性   ★ ★ ★
・石の留め直しの必要性 ★ ★ ★
 
つけっぱなしの方よりも頻度が少し少ないので
傷はつきにくいかもしれませんが、
仕事内容によっては結婚指輪が
歪んだり石が取れやすい可能性もあるので
歪み直しの必要性は高めにしました。
 
 
家でのみ結婚指輪を着けるタイプ
・サイズ直しの必要性  ★ ★
・磨き直しの必要性   ★ ★
・歪み直しの必要性   ★ ★
・石の留め直しの必要性 ★ ★
 
こちらもつけっぱなしの時よりは頻度が少ないのと
日常生活ではそこまで歪んでしまう可能性も
少ないと思うので仕事・外出時で使うよりも
★は少なめにしました。
 
 
結婚指輪はほどんどつけないタイプ
・サイズ直しの必要性  ★ ★ ★
・磨き直しの必要性   ★
・歪み直しの必要性   ★
・石の留め直しの必要性 ★
 
普段は着けず特別な時にしかつけない場合は、
傷や歪む可能性が少ないのですが、
久しぶりに結婚指輪をつけた時に
指のサイズが変わってしまって
指輪がつけられないということもあるので、
サイズ直しの必要性は高いと思います。
 
 
以上、4つのタイプに分けてみましたが
どんな風に結婚指輪を保ちたいか
という点でも必要なサービスは違うと思います。
 
結婚指輪を綺麗に保ちたい方
どんなタイプでも磨き直しや歪み直しは必要ですし、
結婚指輪の使用感を楽しみたい方
24時間つけっぱなしでも
磨き直しはあまり必要ないかもしれません。
 
先ほども書きましたが、
必要性の高いサービスが、
できたら無期限で無料の方が良い
と思うので、
 
タイプ別に見たり、
どんな風に結婚指輪を保ちたいかによって
ご自身にとっての必要なサービスを
考えて探してみてはいかがでしょうか。
 
 

4.まとめ


今回は
「結婚指輪のアフターサービスは必要?」について
書いていきました。
 
アフターサービスの比較の方法としては
数の多さというよりも
 
よく使う代表的なもの
(磨き直し、サイズ直し、歪み直し、石の留め緩み直し)
が入っているかや、
その料金や期間の違いを比べてみると良いと思います。
 
さらに代表的なサービスの中でも
料金や期間が違う場合は
結婚指輪を着ける生活スタイルから
何が一番必要なのかを絞ってみてはいかがでしょうか。
 
ぜひご自身に合ったアフターサービスを
見つけてみてくださいね。

 
 

書いた人

スタッフ 小松
ジュエリーの専門学校と御徒町のジュエリー工房で制作経験を積む。ジュエリーの商社でMDとして3年務めたのち、2019年からhitotsuchiに仲間入り。WEBサイトやSNS更新など中の人を担当。ジュエリーコーディネーター3級。
好きなこと:カフェ・お菓子屋さん巡り、刺繍、カメラ、映画、読書

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