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2020.09.18 Friday ジュエリーの知識

9月の誕生石 サファイア

こんにちは、
スタッフの小松です。
 
スーパーには秋といえばの食品が並びはじめました。
 
ぶどう、なし、くり、かき、さんま、なす、
さつまいも、松茸、鮎、、、
 
旬のものの混ぜご飯、美味しいですよね〜!
いっぱい食べて、
残暑の疲れを吹っ飛ばしましょう!
 
 
 
婚約指輪 オーダーメイド サファイアの婚約指輪
 
今回は9月の誕生石、サファイア について。
 
ダイヤモンド、ルビー、エメラルドと一緒に
4大貴石の一つとされているサファイア 。
濃く深い青色をした宝石です。
 
近年で話題の美しいサファイアといえば
イギリス王室のキャサリン妃が着けている
エンゲージリングでしょうか。 
 
サファイアの鉱物種名はコランダム、
和名は 蒼玉、青玉(せいぎょく)と言います。
 
語源はギリシャ語で
ラピスラズリという別の青い石に関連する「サピロス sappheiros」、
ラテン語で青色を意味する「サッピルス sapphirus」に
由来しています。
 
宝石言葉は「誠実」「慈愛」。
また青い色は
人を冷静にさせたり、癒したりもするそうです。
 
古代ギリシャやローマでは
危害や嫉妬から守ってくれるお守りとして、
中世では天の象徴として聖職者のローブを飾っていました。
その美しい青が、治癒の効果があるとされ
伝染病の治療や解毒剤としても使われていたこともあります。
 
古代ペルシャ人は
空が青いのは地球が巨大なサファイアの上にあるからだ
と思っていたそうですよ。
 
空の色、癒しの色、
はたまた神聖な色として
長く愛されていたサファイア。
 
フルオーダーリング制作事例
No.153 ブルーサファイアの取り巻きの婚約指輪婚約指輪 オーダーメイド サファイアの婚約指輪

 
7月の誕生石ルビーの時にも書きましたが、
サファイアとルビーは同じコランダムという鉱物種です。
赤色のコランダムをルビーとし、
それ以外をサファイアと呼びます。
青色を「サファイア」、
その他の色を「ファンシーカラーサファイア」と
区別していることが多いです。
 
ルビーの時は書かなかったのですが、
サファイアもルビーも
ダイヤモンドに次ぐ硬い石として有名です。
 
世界で一番硬いのはダイヤモンドで、
硬さを表すモース硬度では
最高の「10」を誇示しています。
 
その次に硬いのが
コランダムのサファイアとルビーで
モース硬度は9です。
 
モース硬度とは
叩いた時や圧力をかけた時に割れるかどうか?
という硬さの基準ではありません。
石と石を擦り付けて、
ひっかいたときの傷のつきにくさで
硬さを示しています。
 
ダイヤモンドとコランダムを擦り付けると
ダイヤモンドの方には傷がつかず
コランダムに傷が付くので
モース硬度がダイヤモンドの方が高い
となるのです。
 
一方、ダイヤモンドは
引っ掻き傷には強いのですが
劈開という性質があり、
ある一定の方向から衝撃を与えると
割れてしまうことがあります。
しかし、コランダムには劈開の性質がないので
その点ダイヤモンドよりも
衝撃には強いと言えます。
 
フルオーダーリング制作事例
No.187大振りなサファイアの婚約指輪婚約指輪 オーダーメイド サファイアの婚約指輪

 
ダイヤモンドの次に傷つきにくく、
衝撃にも強いコランダム。
なんだか色々使えそうですよね?
例えば機械とか。
 
調べてみたら機械や製品の素材として使われている
サファイアがありました。
多分もっと他にもあると思いますが、
ここでは一つご紹介します。
 
「サファイアガラス」や「サファイアクリスタル」
ってご存知でしょうか。
 
無色透明で傷つきにくく
スマホのカメラや腕時計の風防に
使われていたりしています。
実はこれ、透明なサファイアなんです。
でも自然から産まれた天然のサファイアではありません。
 
天然ではないということは、人工。
そう、実は宝石は作れます。
 
人が作った天然石と同じ成分・構造を持つ石は
偽物扱いではなく「合成石」といいます。
 
先ほどのサファイアガラスは
その「合成石」でできた工業材料です。
 
天然石には
安定供給できない、価格が高い、不純物が多い、不揃いなど
工業製品には不向きなことが多く、
一方合成石なら
安定供給ができる、価格が低く、不純物が少ないので
大量生産にも向いており、
人工的に石を作る研究が今も続けられています。
 
ジュエリーだけでなく
他の業界の技術の進歩にも
合成石は一役買っているんです。
 
ただ、成分や構造が一緒だからと言って
天然も合成も同等というわけではありません。
天然石の方が価値や価格は高いです。
 
もちろん合成石を天然石と偽って販売するのは違法です。
合成石をジュエリーなどに使っている場合は
必ず合成〇〇(例:合成サファイア)と書かなければならず、
天然石と誤認されるような名称は
使ってはならないとされています。
 
合成石だけを扱っているジュエリーブランドもあります。
しかもラボラトリーで開発された合成石には
値段は安いのに大粒で綺麗な石が多いそうですよ。
普段は手に入れることができないような
大きい石がついたジュエリーも
合成石なら購入できるかもしれませんね。
 
 
 
サファイアは婚約指輪や結婚指輪以外にも
ジュエリーとして、
また時計やスマートフォンの一部としても使われているので、
もしかしたら一番世界中の人が持っている宝石かもしれません。
 
今回は9月の誕生石サファイアと合成石についてでした。
来月10月の誕生石はトルマリンです。
サファイアにも負けないくらい
色が豊富なトルマリンとはどんな石なんでしょうか。
次回もお楽しみに。
 
 

書いた人

スタッフ 小松
ジュエリーの専門学校と御徒町のジュエリー工房で制作経験を積む。ジュエリーの商社でMDとして3年務めたのち、2019年からhitotsuchiに仲間入り。WEBサイトやSNS更新など中の人を担当。ジュエリーコーディネーター3級。
好きなこと:カフェ・お菓子屋さん巡り、刺繍、カメラ、映画、読書

結婚指輪・婚約指輪のオーダーメイドショップ
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